症状や困っている内容をよくお聞きした上で治療方針を決定します。治療は納得した上でご希望に沿うよう行います。出来る限り切らずに済ませる方針です。しかしながら明らかに切除したほうがよい場合や長期的に見て切除したほうがよい場合はご説明した上でお勧めすることもあります。毎日使う大事な部分のことなので簡単に済ますとか、短時間で済ますということではなく、症状を改善するための診断を的確にし、キズは必要最小限に済ませることを最終目標にします。
肛門部の症状でも腸管の動きや腹部臓器が原因のこともありますので内科的な診察や内視鏡検査なども行う場合もあります。
病状やご希望にあわせて麻酔の種類を選択します。
一般的には治療後に大きな日常生活上の制限は生じません。排便、入浴なども通常通りです。最近は切らなくても痔をしぼませる治療方法もあります。
妊婦中や出産後は肛門のはれやすい時期です。自分だけでなくたくさんの方が診察に来られます、部位的に来院しにくいかと思いますが悩まずに子供連れでかまいません。症状を悪くする前にご相談ください。痛みがあるのに診察でつらい思いをしないように、痛い検査はできるだけ避けています。
※内痔核/外痔核/裂肛/痔ろう/肛門狭窄などの治療にあたっています。